PC管路の調査・診断システム-電磁誘導法と超音波法-

特許登録No.4662890「コンクリート構造物の機能診断方法」

 PC管の健全性は以下の2つの測定手法により、評価します。

超音波法(PC管の厚さを測定)

 超音波法により、伝播時間を測定し、PC管の厚さ(厚さ=超音波速度×伝播時間)を求めます。
 測定により求めたPC管の厚さをPC管の新品時の厚さと比較し、劣化程度の目安とします。

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超音波法による厚さ測定状況

 

測定結果出力状況例

測定結果出力状況例
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超音波法の概念図

 

電磁誘導法(PC綱線の損傷・破断を検知)

 PC管の強さを発現しているのは、円周方向のPC綱線であり、1本のPC綱線が連続的に緊張した状態で巻きつけられています。

 所定の測定をPC管内で行い、得られる出力電圧を比較し、その変化をみることでPC綱線の異常箇所を検知します。

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電磁誘導法による測定状況

腐食段階の電圧変化のイメージ

腐食段階の電圧変化のイメージ
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電磁誘導法の概念図

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