音響打診音調査「DSA(ダイヤサウンドアナライザー)」

 道路・鉄道トンネル、導水路トンネル、樋門・樋管、共同溝など多くの社会資本は、維持管理の時代を迎えており、日常点検や定期点検が必要とされています。 さらに、最近の非破壊検査技術の動向から判断すると、強度推定 技術から内部診断・耐久性評価などの健全度評価技術に力点が移行する傾向にあります。通常の点検方法は、目視点検やハンマーによる打検診により、清音と濁音を識別し、欠陥の状態を把握しますが、打検診は人間の聴覚での 判定以外に定量的な記録は残りません。  

 DSA法はこのような欠点を改善する目的で開発された音響学的な点検機器であります。ハンマーによる打診音をマイクロフォンで集音し、瞬時に結果を解析して欠陥の健全性を0~200の数値で表示すると共に、デジタルデータとして記録できます。特に、小型・軽量化されているため、土構造物の日常点検機器として特化した機能性の高い測定機器です。

img01-12 img09-1

DSA(ダイヤサウンドアナライザー)装置
※測定データはRS232Cポートにてパソコンに取込可能

 

| 概要 | 計測例 |