令和３年度に当社九州支社が実施した国土交通省業務のうち、３件の業務で表彰をいただきました。
■局長表彰
■事務所長表彰
各業務の表彰内容は以下のとおりです。
①令和３年度三光本耶馬渓道路水文調査業務
対象となった業務は、国道２１２号三光本耶馬渓道路において、周辺の地下水状況等を確認し、工事に伴う影響を把握することを目的として、工事前または工事中の水文調査を行ったものです。調査では、水位・水量測定および湧水・沢水の流量測定、水質分析等を実施しました。業務遂行にあたり、若手技術者として真摯に業務に向き合い、着実な調査の実施とタンクモデル等を利用した評価指標の提案等を行ったことに対して評価をいただきました。
②令和３年度宇土道路外水文調査業務
対象となった業務は、国道５７号熊本宇土道路および国道５７号宇土道路事業において、計画路線沿線の水利用への影響評価および影響評価のための基礎資料を得ることを目的として水文観測を実施したものです。調査では、水量・水位観測、水質測定、河川流量観測・水質測定等を実施し、本業務期間中に行われた、地盤改良工事、工事用道路設置、トンネル掘削工、橋梁下部工の施工の影響が発生していなかったことを確認した。業務遂行にあたり、滞りなく調査を実施し、工事による水利用に対する影響がないことを確認、次年度の計画立案まで対応した成果が優秀な成績を挙げたと評価していただきました。
③令和３年度滝室坂道路外水文調査
対象となった業務は、国道５７号滝室坂道路及び北側復旧道路において、周辺地域の水文観測を実施し、事業を遂行するための基礎資料とすることを目的として実施したものです。調査では、浅井戸地下水位調査、深井戸地下水位調査、自記水位観測、流量調査、各戸別流量調査、水質分析、自記水位計設置、水田水利用量調査を実施しました。北側復旧道路では、供用一年後までのデータを利用して影響評価を行い、今年度をもって観測終了を提案しました。一方、滝室坂道路では、雨量と観測値の関係を整理し、相関図やタンクモデル等を作成し、観測箇所の影響を確認しました。これらの結果を踏まえて、観測頻度等、次年度の後続調査計画を立案しました。
業務の工程管理および技術提案を管理技術者として行ったことを、評価していただきました。
本業務の遂行にあたってご尽力、ご指導いただきました多くの関係者の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
地質リスクに精通した地質・地盤に強い建設コンサルタントとして、人と社会と地球の安全安心に貢献できるように引き続き尽力してまいります。
