- 「担当している仕事」と「どんなことが出来るようになったか」について教えてください。
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私が主に行っている業務は、のり面対策工の解析、設計検討になります。具体的な業務の流れとしては対策を施す斜面(主には豪雨等により崩壊した斜面です)の現地を踏査し、その後測量や地盤調査等を行い、その結果を基に必要な対策工を検討するという流れになります。設計は、大学で学んだ基礎知識を用いながら必要十分なものをつくるという、ある種大学で学んだ延長線上にあると思います。しかし、業務の流れの中で、発注者側の事情から様々なオーダーがあり、そういたった部分をやりとりをしながら方向性を固めていくというのは、大学では学べない社会人として成長した点だと思います。
- 仕事で心に残ったエピソード
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のり面対策工は崩壊した斜面だけでなく、今後崩壊の危険性がある斜面を予防的に対策するということもあります。そういった中で、六甲山上全域で崩壊の危険性が高い斜面を抽出するという業務を行っていました。非常に広い範囲から崩壊危険性が高い斜面を抽出する業務で、実際に現地に赴いて水の流れや植生の影響など様々な観点からアプローチを行いました。その中で、道路排水が斜面に及ぼす影響を確認するために、数十kmほど実際に山上の道路を歩いて現地の状況を確認しました。現地に行く前に机上で様々な検討も行いましたが、やはり自分の目で現場を確かめることが最も重要だということを実感しました。
- 職場の雰囲気を教えてください。
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若手と先輩社員の距離感が近い職場だと思います。若手でも積極的に意見を発現し、先輩もそれをちゃんと聞き入れて真摯に対応してくれる、そういったことがやりやすい上下の距離感があるのが非常にいいと思います。
- 今後の目標と実現したい夢を教えてください。
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今はまだ知識も経験も少ないですが、仕事の中で技術者として必要な経験を積み、最終的には発注者から信頼され、頼りにされるような技術者になりたいと思っています。