地形情報処理・解析機能
解析図化機を用いた地形の等高線・等値線データ、亀裂・湧水データの取得や走向傾斜を作成する地形情報処理機能、取得データを基に作成した3次元地形モデルにより、任意位置での横断図・水平断面図作成や亀裂分布から危険ブロックを抽出してモデル化する解析機能を有します(本機能の一部であるオーバーハングモデル作成機能は、平成19年4月に特許を取得済み)。
3次元地形モデル作成には、目的に応じて「レーザー測量データ(災害時などデータ取得の迅速化や詳細地形の把握)」や「写真測量(解析図化機)データ(3次元地形モデル作成の他に写真判読や亀裂・湧水等の線データを取得)」を用いることが出来ます。
3次元地形モデルは、斜面上部などの直接的な観察が不可能な急崖箇所の地形解析に有効であり、等値線、等高線などを重ね合わせることで、オーバーハングや斜面変化箇所を詳細に把握することが可能となります。さらに、地表面の亀裂データ、ボーリングデータ等の亀裂情報を3次元的に視覚化することで、亀裂相互の関係が明確となり、危険ブロックの推定精度の向上が図れます。
地質解析・数値解析機能
3次元地質モデルから解析横断図・解析水平断面図を作成する機能と3次元地形モデルから作成した横断図を使用して数値解析する機能です。特長として、地質解析を容易に実施することが可能となります。
地質解析横断面図 |
対策工設計支援および景観イメージCG図作成機能
最適な切土形状の検討や危険ブロックの重心計算などによる代表断面の検討および対策工の景観イメージ図を作成する機能です。 特長としては、設計する上での代表断面決定が容易となり、また、対策工3次元モデルにより、対策工と地形・地質との取り合いなどのチェックが視覚的に行え、形状などの妥当性確認が容易になります。 さらに、対策工の外部景観イメージCG図、内部景観イメージCG図が作成でき、景観評価が容易となります。 |
| 概要 | 機能および特徴 | 3次元モデリング事例 |