サイスミックコーン-地盤の動的解析に必要なS波を地盤に直接押し込んで測定-

  • 概要

 サイスミックコーンは、ボーリング孔を使用しないで比較的簡単に地盤の動的特性(S波速度)を計測することができる調査方法です。従来のS波速度測定は、ボーリング孔を利用して測定していましたが、弊社のサイスミックコーンは、ボーリング孔を必要とせずに、電気式静的コーン試験で使用する貫入装置を利用してセンサーを地盤内部に押込んで直接S波速度を測定するシステムで、孔壁に密着しているためデータの信頼性が高く、場合によっては、速度不連続面(地層境界など)からの反射波が判別できるなど高精度・高効率の計測を可能としています。

 
img01-3

測定器

img02-3 サイスミックコーン(写真:上)
多成分コーン(サイスミック+先端抵抗+間隙水圧)

先端コーンおよび測定器

 

fig01-1

サイスミックコーンとPS検層の測定比較図

fig02

測定模式図

img03-4

自動起振器の設置(小型貫入機)例

fig03

深度順の波形記録例(羽田)