国土交通省北海道開発局内の開発建設部より表彰をいただきました

当社北海道支社が昨年度に実施しました業務につきまして、下記のとおり表彰をいただきました。

■部長表彰

partshok_1

各業務の表彰内容は以下のとおりです。

①一般国道38号幕別町幕別跨線橋外補修設計業務

対象となった業務は、一般国道38号幕別跨線橋他7橋において、橋梁点検の結果に基づいて橋梁調査補修設計を実施するとともに、一般国道236号更別橋の架替に伴う仮道詳細設計(仮橋、情報ボックス、光ケーブル含む)を行ったものです。
橋梁調査にあたっては、360°カメラや当社のグループ会社である大日本コンサルタント他の無人航空機を利用した画像取得、AIを活用したインフラ画像診断など、新技術や点検支援カタログ技術を積極的に利用し、コスト縮減・業務の効率化・精度向上を図りました。
また、幕別跨線橋の調査設計においてはJR敷地内で調査を行う必要があり、通常の足場による夜間調査に代替し、FRP製梯子を用いた列車ダイヤ合間での昼間調査を提案・実施しました。安全管理の徹底と、円滑な関係機関協議や働き方にも留意しました。
その結果、優秀な成果を収めることができ、北海道開発事業の推進と技術の向上に貢献したと評価していただきました。

20220728_1 20220728_2

②一般国道39号北見市厚和法面対策設計外一連業務

対象となった業務は、一般国道39号、242号及び十勝オホーツク自動車道の変状等が確認された法面11箇所において、対策工詳細設計を実施したものです。
実施に際しては「道路防災事業は交通の安全性を最大限確保するもの」として、対策工の必要性を災害に係わる直接リスクのほか、交通ネットワークなどの間接的リスクを総合的に検討して、対策工の重要性を定量的に評価しました。
また、設計の実施にあたっては、当社の強みでもある地質の専門的知識を駆使し、地表地質踏査による対策工の必要性を詳細に調査し、調査結果を踏まえ解析・シミュレーションにより変状要因を明らかにすることで、当該箇所に最も合致する対策工設計を行いました。
さらに、360°カメラやUAVなどの技術活用や、レーザー測量やiPadによる点群データ生成を行い、業務の効率化や精度向上を行える業務体制を構築し、発注者の要望に適切に応えることが出来ました。
その結果、優秀な成果を収めることができ、北海道開発事業の推進と技術の向上に貢献したと評価していただきました。

abashiri_hyosyou

本業務の遂行にあたってご尽力、ご指導いただきました多くの関係者の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

構造物の維持管理および地質リスクに精通した地質・地盤に強い建設コンサルタントとして、人と社会と地球の安全・安心に貢献できるように引き続き尽力してまいります。