国土交通省東北地方整備局長および局内事務所長より表彰をいただきました

令和3年度に当社東北支社が実施した国土交通省業務のうち、5件の業務で表彰をいただきました。

■局長表彰
parts.sen1

■事務所長表彰parts1-5

各業務の表彰内容は以下のとおりです。

①八戸港河原木地区土質調査

 20260718_hachinohe  20220720_hachinohe

 20220718_photo  

対象となった業務は、八戸港ポートアイランド3期計画区画外縁部で海上ボーリング調査、原位置試験、室内土質試験を実施し、護岸構造設計に必要な地盤特性を把握するため、面的な地盤構成・土質定数および液状化特性に必要な試験を実施したものです。

業務の遂行にあたり地盤リスクを低減する調査計画の提案や掘削、サンプリング等の調査技術に関する卓越した技術力と、調査地が航路に接する泊地となっていることから港湾・漁業関係者への調査工程の周知を積極的に行い、責任感をもって業務を完遂し他の模範となる優秀な成果をおさめることができました。また、管理技術者として作業環境が厳しく作業効率の低下、発注数量の増加に対する作業班の追加や作業効率を上げるための手戻りがない工程管理など卓越した技術力と統率力および適切な判断をもって履行の管理に努力したことに対して評価をいただきました。

②福島管内トンネル点検業務
 20220726_fukushima  20220726_photo

対象となった業務は、トンネル利用者への被害の回避、通行止めなど長期にわたる機能不全の回避、長寿命化へのタイムリーな対応などのトンネルに係る維持管理を適切に行うために必要な情報を得ることを目的に実施し、特に変状の疑いがある箇所について、新技術の地上型3D点群スキャナーや亀裂変位計測を提案し実施したものです。

業務の遂行にあたり卓越した技術力と責任感をもって業務を完遂し他の模範となる優秀な成果をおさめたことに対して評価をいただきました。

③三陸国道事務所管内トンネル点検業務

 20220729_sanriku  20220726_photo2

対象となった業務は、2ヵ年計画で道路トンネル定期点検要領に準拠し、三陸国道事務所及び令和3年度に新設された南三陸沿岸国道事務所管内の旧三陸国道事務所管轄分のトンネル点検監視を実施したものです。定期点検・診断等の他に、令和2年7月の豪雨時に発生した古廟坂(こびょうざか)トンネル覆工アーチ部から漏水に対し、緊急調査にて発生原因等を推定し、維持業者の協力のもと応急対策を行い、また、新普代第二トンネルで発生した落下物の緊急調査と原因等の推定も実施したものです。

業務の遂行にあたり卓越した技術力と責任感をもって業務を完遂し他の模範となる優秀な成果をおさめたことに対して評価をいただきました。

④鳴瀬川総合開発ダムサイト右岸部地質調査

 narusegawa_20220729

対象となった業務は、宮城県加美郡加美町に計画中の鳴瀬川ダムにおいて、ダム建設候補地右岸部の地質状況の把握を目的としたボーリング調査を実施したものです。

業務遂行中に追加調査の指示にも応えた上で、本格的な積雪となる前に無事故で現場作業を終えられたこと、提案内容を着実に履行し当初工期内に質の高い成果品を納めることができたことなどに対して、発注者から高い評価をいただくことができました。

⑤石巻河南地区地盤解析業務

sendaikasen_hyosyou

対象となった業務は、一般国道108号石巻河南道路の整備事業の一環として、石巻平野に分布する軟弱地盤の調査および軟弱地盤解析を実施し、当該路線を安全に構築するための軟弱地盤対策工を検討したものです。地盤調査では、弊社が有する技術を用いて地盤条件に応じたサウンディングを提案し、調査ボーリングと組み合わせることで効率的な調査を実施しました。また、軟弱地盤解析では、調査実施時より解析を進めることで工期短縮を図るとともに軟弱地盤対策の方向性を明瞭にした業務です。

本業務の遂行にあたってご尽力、ご指導いただきました多くの関係者の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

地質リスクに精通した地質・地盤に強い建設コンサルタントとして、人と社会と地球の安全安心に貢献できるように引き続き尽力してまいります。