令和4年度(公社)砂防学会研究発表会で当社社員が若手優秀発表賞を受賞しました

令和4年度公益社団法人砂防学会研究発表会「宮崎大会」において、「携帯型ミニディスクインフィルトロメーターを用いた崩壊地周辺の現地透水係数の把握事例」を発表した当社関西支社の高橋良輔が若手優秀発表賞を受賞しました。

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公益社団法人砂防学会研究発表会では、優れた調査研究を行い発表した若手学会員を対象として、その功績を称えるとともに、若手学会員の研究意欲の高揚と砂防に関する調査研究の進展を目的として、若手優秀発表賞が設けられています。今年度は、対面口頭発表、オンライン口頭発表ならびにポスター発表の全95件のノミネートから受賞者が決定されました。

発表では、一般的な現場透水試験の使用が困難な現場において、簡易的に現地で透水係数の測定が可能な携帯型ミニディスクインフィルトロメーター(METER社製)を用いた現場飽和透水係数の把握とその検証結果について発表しました。

今後は、試験データをさらに蓄積し、現場飽和透水係数の測定精度向上、および室内透水試験で測定される透水係数との関係を把握していく予定となっております。検証を進めることで、豪雨災害の現場などの条件の悪い環境でも透水係数の把握が可能となり、地盤の状態をいち早く確認することで調査の迅速化、効率化に役立つことが期待されます。

 

令和4年度公益社団法人砂防学会研究発表会「宮崎大会」の概要、すべての受賞発表などは以下のURL(公益社団法人砂防学会のウェブサイト)をご参照ください。

    ▶令和4年度砂防学会「オンライン大会」若手優秀発表賞の授与について

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